欲情ぎらり

今日は、NHKの朝の連続テレビ小説『純情きらり』の最終回だった。

久しぶりに熱中して見た連ドラだったが、あの終わり方はどうなのだろう。

最後の１週間は蛇足だったような気がしてならない。

ヒロインが子供を生んで、音楽家デビューのコンサートを開いて、
で、綺麗に終わればよかったではないか。

思うに、作者も、１週間余って、困ってしまったのではないだろうか。

どーしよーやべー。
あと１週間、どうやってもたすよ？

と、なったときに、

そーだとりあえず ヒロイン殺しとけー

みたいなことになったように見える。

そうでなければ、あの頑強なヒロインが
結核ごときで殺られる道理はない。

もちろん、結核が不治の病だった時代もあることは承知しているが、
あのヒロインの生き様からすれば、

ガンを克服して水虫で死んだ

ようなものである。

…それは言いすぎだとしても、取ってつけたような最後だったことは
確かだ。

そして、もう一つ突っ込むとすれば、

劇団ひとり→福士誠治→西島秀俊→福士誠治

と、時代に合わせて渡り歩いたヒロインのどこが　純情 きらりなのか、
是非ともアルムのモミの木に教えてもらいたいものである。

……しかし、私も私で、

何でもアルムのモミの木に尋ねる癖は、そろそろ治すべきだと思う。

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