ファンシーな贈り物

柄でもないことに、

高校生ぐらいまでは、友達と誕生日プレゼントの交換をしていた。

贈り物を選ぶのは楽しい。

あるとき、帰り道のファンシーなお店で、ファンシーな物を発見した。
ファンシーなかごに、ファンシーなキャンディの形に包んで詰められた、ファンシーなそれ。
即決の私は、それをファンシーに包んでもらい、翌日早速友達の教室まで届けに行った。

友達は、４、５人の男友達と談笑していた。

（お・・・男と・・・）

「あっ亀ちゃん！」
私を見つけて、手を振る彼女。

（まっ・・・いいか・・・）

「誕生日おめでとう！これ、プレゼント！」

「わあ、ありがとう！」

（ここで注意するのも、何かヘンだな・・・まーいっか・・・）
「休み時間終わるから、もう行くね」

「うん、また放課後ね！」

その日の放課後、彼女が語った実話。
↓　　↓　　↓　　↓　　↓　　↓　　↓

あの後さーすぐにプレゼント開けたんやー
周りのみんな（全員男）も盛り上がってさー

「すっごいかわいいやん！ぬいぐるみとちゃうー？」
「ホンマやー見せて見せて！」

とか言ってさー

私も、

「うん、ちょっと待ってー」

とか言ってさー

キャンディの包み、開けたんやー

そしたら、パンツ 出てきてさー

みんなさー

・・・・・・・・・・・プッ

ぶわっはっはっはっはっはっは！！！

大爆笑よ。

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占いを占う

観相占い５００円（１つ）

と書いてある辻占いを見た。

（１つ）

とは、

金運とか恋愛運とか仕事運とかが、それぞれ５００円なのか

それとも

目とか鼻とか口とかを見るのに、それぞれ５００円なのか。

「結婚は３年後ですね。今年、運命の出会いがあると、目に出ていますよ」
「えっ、本当ですか！どんな人ですか。どこでその人と出会いますか？」
「その人は・・・この続きは、口を見ないと、分からないんですよ」

とか言われたら、軽く殺意を覚えるが。

先日、オカルトについて私見を述べたが（参照）、占いも今ひとつ信用できない。

それは、占いに合理性を見出せない、というだけの話ではなく、

世間にはあまりにも数多の占いが出回っていて、そのそれぞれが違うことを言ったりしているので、たとえその中に本物が混じっていたとしても、そもそもどれが本物だかも見分けがつかない

からである。

どれが本物の占いか、を、占う占い

も必要だと思う。

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超綾瀬はるか

自宅で普段、ローライズのジーンズにTシャツといういでたちをしているのだが、そのせいで母に、

居眠り中に時々尻が出ている

と、指摘された。
すかさず、

自宅でケツを出さなかったら、どこでケツを出すんだ！

と、一分の隙もない見事な逆切れをやってのけ、

それはそうだ

と、母を納得させるに至った。

が、

考えてみると、自宅でケツを出したところで法には触れない、というだけの話であって、逆に誉められたことでもない。

そういえば、昔、父の用便中に過ってトイレのドアを開けてしまったことがある（鍵をかけろよ）。そのとき私を振り向いた父の、

「見～た～な～俺の真白き尻を」

というセリフを忘れることができない。
あのときの父と私を、現在の私と母に置き換えると、その誉められなさ加減がよく分かる。

というか、

『ホタルノヒカリ』の干物女とか、それに比べたら、全然大したことなくないか？

『ホタルノヒカリ』・・・綾瀬はるか主演。見た人の話によると、外ではそこそこカッコつけてる女が、実は自宅では非常にだらしなく、女を捨てている、という筋だそうで、

一度も見ていないのに、それについて何やかやと言う資格はないと言えばそれまでなのだが、話を聞く限り、何ひとつ驚かなかった私がそこにいた。

つーか、

家ではチョンマゲとか、ジャージとか、そこまでだらしないことだろうか。

家で尻をかいてはいけないのだったら、それこそ、いつどこでかゆい尻をかけばいいというのだろう。

部屋が汚いのは、確かに誉められたことではないが、その程度でガタガタ文句を言う男がいるとしたら、そいつの部屋はさぞかし美しいのだろうな、屁もこかないのであろうな？（←それは関係ないかもしれない）

さらに、聞いたところでは、女を捨てたかのような生活態度の干物女にも、ついに彼氏ができ、自分が干物女であることをカミングアウトするかどうかで死ぬほど悩むというのだが、

カミングアウトて。

エイズか。

世の中には、

外でも家でもビシッと決まっている森三中より、干物な綾瀬はるかの方が好ましい

と思う男も少なくないと思うが、いかがなものか。

私？

私は、家でだらしないどころか、外でも大雑把のＯ型だ。
綾瀬はるかを超えた！！

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はちみつフレンチトーストを作ろう

こう見えて（一体どう見えるというのか）、料理は嫌いではない。

ただ、しない、というだけで。

なので、何だか美味そうなレシピを見ると、作ってみたい気分に駆られる。

味音痴でもないので、やれば、きちんとしたものが作れるはずだ。
やれば。

ここに、いくつかの問題がある。

まず、田舎の山猿であるため、あまりシャレた食材のことはよく分からないし、手にも入りにくい。

材料：ブーケガルニ

とか、言われた時点でアウトである。

今日、「バゲットのはちみつフレンチトースト」というレシピが、とても美味そう！と、思った。

材料：バゲット

バ・・・バゲット・・・フ、フランスパンだったら、ぎりぎり近所にある、セーフだ。

しかし、

材料：生クリーム

・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ZZZZZZZZZZZZZZZZZZ

超面倒くさがり。超なまけもの。（第２の問題点）
生クリームを泡立てる作業を思い浮かべるだけで、疲れ切って熟睡できる。

要するに

料理は好きではない

という結論で、よろしいでしょうか。

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永平寺の乱

世の中、いろいろな捨てゼリフがあると思うが、最も私の印象に残った捨てゼリフは、母とちょっとした言い合いになったときに、父の吐いたものである。

「もうええわ！鼻の下の線のないヤツに、俺の気持ちは分からん！」

と、父は憤然として私の方を振り返り、

「な、姉ちゃん（二人姉弟の姉なので、そう呼ばれている）、姉ちゃんにはお父さんの気持ち、分かるやろ？だって、鼻の下の線があるもんな！」

・・・・・・・・・鼻の下の線、あるけどな。サルだから。
しかし、オヤジの気持ちは分からなかった。

かように、オヤジの感覚は理解に苦しむことが、ままある。

オヤジといえば、あの人種のダジャレ好きは、一体何に由来するのだろうか。

っぷ～～～～～～

という音を発した後、親父は言った。
「OH！永平寺」
と。

良ぇ屁ー痔。

・・・・・・・・・・・・・・・

世界一下らん。

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