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好きなゲームは①アクション②パズル③恋愛シミュレーション。このブログでは③が大事。
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他のことを書こうと思っていたのだが・・・

ここ数日のアクセス解析を見ていると、『ゲド戦記』に関するキーワードで来られる方の何と多いことか。しかもご丁寧に、「ゲド戦記」と「意味不明」をセットにして検索しておられる方の何と多いことか(笑)。あのアニメを見て、どれほど多くの方が困惑と混乱に陥れられたか、ということを、期せずして知ることとなってしまった。

それにしても、2年前、『ゲド戦記』が映画化されたときも、『ゲド戦記』について触れたのだが、そのときはこれほどの反応はなかった。つくづくテレビの影響力のすごさを思い知る。

検索ワードから推測すると、テレビで『ゲド戦記』を見て理解できなかった方が、その意味を知るためにこちらへ来られたのであろうが、

残念ながら、あのアニメの意味を知ろうという努力は、徒労であると思う。

原作にもあるシーンやセリフの意味なら原作を読めばすむことだが、それ以外のものとなると、もう宮崎吾朗監督本人に聞くしかない。なぜアレンは父親を殺したのか、とか(←すげー根本的)。

私は、映画を見る限りは、死への恐怖のあまり分裂していたからだと思いまーすそう思いまーす。

アレンに必要だったのは、世界を救う旅ではなく、カウンセラーか精神科医だったのではないかと。

そして、つくづく、恋愛は勢いとタイミングが命であるな、と思う。

約20年前、『ゲド戦記』に惚れ込んだ宮崎駿監督が、原作者にアニメ化のオファーをしたときは、原作者のアニメーションへの理解の欠如のために拒絶された。

そして、宮崎駿アニメの何たるかを目の当たりにした原作者からの逆申し込みがあった現代、宮崎駿本人はこれを受けることができなかった。

スケジュールや体力面の限界、といった理由の真否はともかくとして、

すでに、少なくとも「何をおいても!」という『ゲド戦記』への情熱は失われていたことは、明らかである。

でなければ、慌てて他人に作らせたりしないだろ。
『風の谷のナウシカ』の如く、何年かかっても、自分で作ったはずだ。
すでにジブリ(宮崎駿?)には、『ゲド戦記』の興行的な旨みしか見えていなかったわけで、

例えるならば、昔自分を振った女には、今では、カラダにしか興味が持てなかった、と、いったところか。

私は、『風の谷のナウシカ』もあまり好きではなく、宮崎駿自身が『ゲド戦記』を監督したところで、どこまでできたか、について、実は懐疑的なのだが、

それでも、その結実を見たかったと思う。
場合によっては、日本から、『ロード・オブ・ザ・リング』や『ハリー・ポッター』に匹敵する映画を出しえたかもしれないのだ。

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