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昨日まで3日にわたって、そうと知らずに出会ってしまった
恐いものについて述べてきた。
だが、恐いものに限らず、実際に見たり体験したりすると、
予想と違った別のものだった、ということは、よくあることである。
アン・ライスという作家がいる。
主にゴシック・ホラーを書く、アメリカの作家である。
代表作は、映画化された『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』などの
ヴァンパイア・クロニクルズ。
これはこれで、少しエロくて(BL入っている)グロいのだが、
今日書きたいのは、『眠り姫』三部作についてである。
グリム童話の眠り姫が下敷きになっており、
『官能の旅立ち』 『歓喜する魂』 『至上の愛へ』
という副題からも見当がつく通り、エロが入っている。BLもグロも入っている。
グリム童話が実は残酷である、とか、エロティックである、などといった
解釈自体は、手垢がついているので、私は甘く見ていた。
が、予想をはるかに超えていた。
眠り姫が王子の愛によって100年の眠りから覚める場面より、
物語は始まる。
王子の愛、って、ぶっちゃけセックスなのだが、まだ驚かない。
初対面の寝てる人と!? という突っ込みどころはあるのだが、
驚かない。
時代は中世、人は食って生きるのに精一杯で、
人権もへったくれもなかった頃なのだ。
↑ すごく乱暴なまとめ方。
ちなみに現代日本であれば、刑法178条第2項、準強姦罪に当たる。
王子は、姫を自分の城に連れ帰るのであるが、花嫁としてではなく、
性の奴隷としてである。
姫は、全裸でつながれ、市中引き回しの上、城に入る。
ここで、ちょっと驚く。
城は、めくるめく官能の世界であり、
各国から若くて美貌の王子や王女が取り揃えられて、
性奴として調教されている。
眠り姫もその仲間に入って、すさまじいSMの調教を受ける。
素人では考えの及ばない趣向の性の饗宴に供される。
この辺りの描写がすごく具体的で、驚くどころか、ちょっとビビる。
だが、この眠り姫、かなりヤンチャである。
苛酷な運命にもめげないどころか、どんどんSMの世界に
ハマってしまって、物語が進むほど、よりディープで苛酷な運命に
自ら飛び込んでいってしまう。
おいー! 戻ってこーーーい!!
全編、痛そうで苦しそうな描写ばかりである。
眠り姫の×××に、×××を××××で、×を××、その後
××させるとか、
王子の×××に、×××の形の×××を××××で、
×××××させて×として使役するとか、
あーもう、痛い痛い、アイタタタタ
ちなみに、上の伏字を想像力で埋めようとしても、無駄である。
余程のエロ妄想自慢でも、ちょっと思いつかない絵面だと思う。
そんな痛い冒険を繰り返した姫も、最後には自国に凱旋するのだが、
ある意味、二度と戻っては来なかった。
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やはりある意味官能小説になるんでしょうかねぇ…。
興味はある…あるけど…最後まで読めるでしょうか(-_-;)。
しかし姐さん、法律にもお詳しいのでしょうか?
「第178条」に留まらず「第2項」まで出てくるとは…脱帽です。
条文が178条というのは覚えていましたが。
私が興味があったのは、児童文学とか童話だったのに、
蓋を開けてみれば、SMポルノ小説だった(笑)。
ここ数日の一連の出会い頭の事故の中でも、一番悲惨な
事故だったかも知れません(笑)。
でも・・・昨日のラヴクラフトもそうでしたが、
たとえ事故でも、私が一度手をつけたものを放り出すこと
って滅多にないんですよ。
扶桑社ミステリー文庫で普通に売っていると思うので
興味がおありならどうぞ☆
言っときますが・・・痛いですよ?(笑)