バレンタイン憲法

言わずと知れたバレンタインデー、ここにお越しの紳士淑女の
皆様の成果はいかほどだったろうか。

子供の頃は、無邪気にも「男に生まれたらよかった」と思っていた
この時期であるが、今は、この時期こそ「男に生まれなくてよかった」
と、心から思う。

モテないから

ではなく、

義理チョコ、マジもらいたくねー

お返し超めんどくせー

からである。

個人的には、バレンタインチョコにお返しなど不要だと思うが、
もらった立場からすれば、なかなかそう割り切ることもできないだろう。

そこで、バレンタインにチョコをもらった場合の心得をまとめる。
これを読んで、ホワイトデーに備えていただければ幸いである。

もらったチョコレートの数が

１．１０個未満の場合

　　もう、四の五の言わずに返しとけ。
　　地球上の３０億女子の中から、あなたのために選りすぐられた
　　少数精鋭の女子なのである。
　　少なからずお世話になっている人のはずだ。

２．１０～３０個の場合

　　返しとけばいいんじゃない？
　　中元・歳暮の一種だと思って。

３．３０個～１００個

　　これぐらいのクラスの人々なら、月々の給料にバレンタイン手当てが
　　含まれているはずである。ビビるな。

４．１００個以上

　　バレンタインに備えて、保険をかけるといい。

５．トラック１台分

　　おめでとう。
　　皆、お返しはあきらめてくれるだろう。

ちなみに、私だったら、お返ししてくれなくても一向にかまわないが、
どうせ返してくれるなら実用的なものか食えるものがいい。
チョコレート以外の。

チョコレートにチョコレートで返されると、ボケ同士の漫才を
やっているような気になる。
今までにもらった中では、いちごが嬉しかった。
果物ポイント高い。

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