好きなゲームは①アクション②パズル③恋愛シミュレーション。このブログでは③が大事。
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世界は広い。
植物を育てるのが大変上手な、「緑の指」の持ち主がいるように、
超人的なゲームの腕前を誇る、「暗黒の指」の持ち主もいるのだろう。
呂布を瞬殺。藤崎詩織もひとめぼれ。
触っただけで、相手のHPをすり減らす。
そんな、「暗黒の指」ホルダーが、きっとどこかに。
『金色のコルダ2』なんか、オープニングの土浦と目が合った瞬間に、もう落としてるんだろうな。
いいな。
だが、私の指だって、『金色のコルダ2』と『アンコール』に関する限り、実は相当どす黒い。
そのどす黒い指に懸けて言う。
恐らく『のだめカンタービレ』がドラマ化された頃だったと思うが、某雑誌で、クラシック音楽と縁が深い少女マンガを特集していて、マンガ版『金色のコルダ』が取り上げられているのを見たときは、
血の気が引いた。
ちっ・・・
がーう!!!
じっちゃんの名に懸けて違う(どす黒い指に懸けるのではなかったのか)。
前にも述べたが、『金色のコルダ』は、異種格闘技マンガである。
クラシック音楽は、そこでは、単なる得物に過ぎない。
ヒロインの日野香穂子は、音楽の妖精の支配する異次元高校、星奏学院に、そうとは知らず、うっかり入学してしまう。
ハーモニカひとつ吹けない日野が、音楽科の学生の下僕として、悶々とした高校生活を送っていたある日、妖精のボスがそっと耳打ちするのである。
「ヘイ日野。下克上してみないかい?そら、俺の開発した、サルでも弾ける魔法のヴァイオリンだ。こいつを使って、学院の四天王を倒すことができれば、天下を取るのも夢じゃないぜ」
月森、火原、志水、柚木。
星奏学院でも最強の破壊力を誇る四天王を破れば、確かに、世界は思いのままだ。
しかし、
「不安そうだな、日野。無理もない。だが、俺の開発したドーピング・グッズでパワーアップして、魔法のヴァイオリンでコンボを決めれば、奴らに致命傷を負わせることも可能だぜ。それに、おまえは一人じゃない。普通科の土浦、教師の金澤。あいつらも、四天王を快く思っていない一派だ。必要なら、あいつらとタッグを組んで戦えばいい」
要するに、学院で、セーラー服美少女戦隊を作りたいのだな、と、日野は思った。
「それだけじゃない」
と、妖精のボスは言った。
「魔法のヴァイオリンもドーピング・グッズも、開発間もない試作品で、まだ実戦で試したことがない。要するにすなわち、ぶっちゃけ実験台を探しているわけさ」
ぶっちゃけ実験台はイヤだな、と、日野は思わないでもなかったのだが、妖精の支配する学院で、妖精に逆らって生きてはいけないので、しかたなく、3年に1回の星奏学院の大イベント、無差別級音楽デスマッチに、参加することを決めたのであった。
その後、拳と拳で語り合った彼らの間に、友情や愛情が芽生えたか否かは、定かではない。【完】
・・・・・・・・・・・
だいたいこんな話である。
実際問題、全員担当楽器が違うのに、同じコンクールに出場して、何をもって勝ち負けを決めるのであろうな。
私などは、もう、破壊力ぐらいしかないと思うのだが、いかがなものか。
デシベルとかね。
だが、考えてみれば、人間とは、えてして、比べようのないものを比べるのが好きな生き物である、と言うこともできる。
「仕事と私、どっちが大事なの!?」
とかな。
マンガやドラマで、(ギャグであるにしても)
女:「きれいな星空・・・」
男:「フッ・・・キミの方が100倍もきれいさ・・・」
などと、星空のきれいさと女子のきれいさを、どうやって比べているのか、と、私などは前から思わずにいられなかったのだが、
やっぱりこれも、破壊力勝負なのかなー
と、いう気もする。
閑話休題。
要するに、あの雑誌の影響で、クラシック音楽に関する何かを期待して『金色のコルダ』を読んだ人がいたとするならば、
何かが違う
と、思ったことだろうなー
と、思う次第である。
どす黒い指に懸けて。
植物を育てるのが大変上手な、「緑の指」の持ち主がいるように、
超人的なゲームの腕前を誇る、「暗黒の指」の持ち主もいるのだろう。
呂布を瞬殺。藤崎詩織もひとめぼれ。
触っただけで、相手のHPをすり減らす。
そんな、「暗黒の指」ホルダーが、きっとどこかに。
『金色のコルダ2』なんか、オープニングの土浦と目が合った瞬間に、もう落としてるんだろうな。
いいな。
だが、私の指だって、『金色のコルダ2』と『アンコール』に関する限り、実は相当どす黒い。
そのどす黒い指に懸けて言う。
恐らく『のだめカンタービレ』がドラマ化された頃だったと思うが、某雑誌で、クラシック音楽と縁が深い少女マンガを特集していて、マンガ版『金色のコルダ』が取り上げられているのを見たときは、
血の気が引いた。
ちっ・・・
がーう!!!
じっちゃんの名に懸けて違う(どす黒い指に懸けるのではなかったのか)。
前にも述べたが、『金色のコルダ』は、異種格闘技マンガである。
クラシック音楽は、そこでは、単なる得物に過ぎない。
ヒロインの日野香穂子は、音楽の妖精の支配する異次元高校、星奏学院に、そうとは知らず、うっかり入学してしまう。
ハーモニカひとつ吹けない日野が、音楽科の学生の下僕として、悶々とした高校生活を送っていたある日、妖精のボスがそっと耳打ちするのである。
「ヘイ日野。下克上してみないかい?そら、俺の開発した、サルでも弾ける魔法のヴァイオリンだ。こいつを使って、学院の四天王を倒すことができれば、天下を取るのも夢じゃないぜ」
月森、火原、志水、柚木。
星奏学院でも最強の破壊力を誇る四天王を破れば、確かに、世界は思いのままだ。
しかし、
「不安そうだな、日野。無理もない。だが、俺の開発したドーピング・グッズでパワーアップして、魔法のヴァイオリンでコンボを決めれば、奴らに致命傷を負わせることも可能だぜ。それに、おまえは一人じゃない。普通科の土浦、教師の金澤。あいつらも、四天王を快く思っていない一派だ。必要なら、あいつらとタッグを組んで戦えばいい」
要するに、学院で、セーラー服美少女戦隊を作りたいのだな、と、日野は思った。
「それだけじゃない」
と、妖精のボスは言った。
「魔法のヴァイオリンもドーピング・グッズも、開発間もない試作品で、まだ実戦で試したことがない。要するにすなわち、ぶっちゃけ実験台を探しているわけさ」
ぶっちゃけ実験台はイヤだな、と、日野は思わないでもなかったのだが、妖精の支配する学院で、妖精に逆らって生きてはいけないので、しかたなく、3年に1回の星奏学院の大イベント、無差別級音楽デスマッチに、参加することを決めたのであった。
その後、拳と拳で語り合った彼らの間に、友情や愛情が芽生えたか否かは、定かではない。【完】
・・・・・・・・・・・
だいたいこんな話である。
実際問題、全員担当楽器が違うのに、同じコンクールに出場して、何をもって勝ち負けを決めるのであろうな。
私などは、もう、破壊力ぐらいしかないと思うのだが、いかがなものか。
デシベルとかね。
だが、考えてみれば、人間とは、えてして、比べようのないものを比べるのが好きな生き物である、と言うこともできる。
「仕事と私、どっちが大事なの!?」
とかな。
マンガやドラマで、(ギャグであるにしても)
女:「きれいな星空・・・」
男:「フッ・・・キミの方が100倍もきれいさ・・・」
などと、星空のきれいさと女子のきれいさを、どうやって比べているのか、と、私などは前から思わずにいられなかったのだが、
やっぱりこれも、破壊力勝負なのかなー
と、いう気もする。
閑話休題。
要するに、あの雑誌の影響で、クラシック音楽に関する何かを期待して『金色のコルダ』を読んだ人がいたとするならば、
何かが違う
と、思ったことだろうなー
と、思う次第である。
どす黒い指に懸けて。
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