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好きなゲームは①アクション②パズル③恋愛シミュレーション。このブログでは③が大事。
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綿菓子

って、夢のある食べ物だと思うわけだ。

甘くてフワフワして、あたかも雲を食ったらこんな感じかという
メルヘンさ・・・

綿菓子食えば、気分はアルプスの少女ハイジというか・・・

ハイジは、雲を食っているのではなく、乗っているのだが。
(↑ それも違う)

ところが、子供の頃、屋台などで「綿菓子食べたい」と言いそうになると、
何故か、母の態度が冷たかった。

「綿菓子なんか食べんやろー?あんなんしょうもない。
スプーン1杯の砂糖ふくらましてるだけや」

と、にべもない。
まるで、「綿菓子食べたい」と言うことが、日本男児の恥ででもあるような
気にさせられ、なかなか言い出せなかったものである。

その謎が解けた気がしたのは、ずっと後になってからであった。

それは、かれこれ半世紀以上前の話・・・

さすがの母も、まだ小学校に上がるか上がらないかぐらいの
児童ないし幼児だった。

母は、家庭の事情で、親戚の家に預けられて育った、
ちょっとかわいそうな子供だった。

その、幼き母が、なけなしの小遣いを握り締めて行った縁日。

あれにしようか、これにしようか、さんざん迷った挙句に買った綿菓子を
わくわくしながら食おうとしたその瞬間、

さっと一陣の風が吹き抜けた。

風にさらわれて飛んでいった綿菓子は、よりによって、ドブに落ちた。

母の手には、綿菓子のからまっていた割り箸だけが残った。

親戚の家で遠慮して育っているため、もう一度小遣いをくださいとは
言えない母。

子供心に諦めをつけ、家に帰って、かわいがってくれたおばあさん
(本当の祖母ではないが)に、訴えた。

「おばあさん、せっかく綿菓子買うたのに、風に飛ばされてしもたわ」

「あれまー」

「わたし、もう、綿菓子は買わへんわ」

「ほーか」

そのときそばにいたら、もう1個綿菓子を買ってあげたのに

と、その話を聞いた私は、思った。

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プロフィール
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亀吉姐さん
性別:
女性
自己紹介:
好きな騎手は安藤勝己。
好きな棋士は谷川浩司。

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