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前の日記で、長髪の男が好みではない、ということについて述べた。
しかし、何事にも例外はある。
この場合は、侍。
チャンバラのあるドラマが好きで、
(私の三国志好きも、これに由来するかもしれない)
幼き頃より、数々の時代劇をたしなんできたわけだが、
特に好きなのは、「世を忍ぶ仮の姿」系である。
遊び人の金さんと見せかけて、実は遠山左衛門尉。
越後のちりめん問屋のご隠居と見せかけて、実は水戸のご老公。
貧乏旗本の三男坊と見せかけて、実は八代将軍吉宗。
とか、憧れたわけである。
憧れすぎて、私も実は世を忍ぶ仮の姿だったりしないかと、
亀吉姐さんと見せかけて、実は峰不二子だったりしないかと、
願ったものである。
上に挙げた中でも、『暴れん坊将軍』など、特に大好きだった。
実の姿が将軍様、って、究極ではないか。
私ほどの『暴れん坊将軍』好きでなくとも、学校のテストで
八代将軍・徳川吉宗は( )将軍と呼ばれた
という問題に、思わず
(暴れん坊)将軍と呼ばれた
と、答えてしまった人の一人や二人、いるのではないか。
(注・正解は米将軍です)
そんな『暴れん坊将軍』に対してであるが、
常々、疑問に思っていたことがある。
水戸黄門は、先の副将軍。
暴れん坊将軍は、現役の将軍。
水戸黄門で、「こちらにおわすお方をどなたと心得る!」と、
格さんが言い出したら、もう喧嘩は終わりなわけだ。
敵も味方も、ははーーーっとなるわけだ。
しかし、暴れん坊将軍では、「余の顔を見忘れたわけではあるまいな」
と、新さんが言い出したら、それは喧嘩の合図である。
敵は、「もはやこれまで。皆の者、斬れ、斬れーい!」となる。
ぶっちゃけ、開き直る。
現役の将軍様なのに。
この違いは、いったい何なのか。
考えてみた。
思うに、暴れん坊将軍に足りないものは、印籠 ではないか。
新さんも、葵の御紋の印籠を出して、「これが目に入らぬか!」
と、言えば、逆襲を食らわずにすむのではないか
と、考える次第である。