好きなゲームは①アクション②パズル③恋愛シミュレーション。このブログでは③が大事。
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スティーヴン・キングの『ダーク・タワー』を読了。
文庫版の第1巻が発売されてから十有余年、長かった、時間的にも、分量的にも。
キングは、好きな作家だ。
何度となく、怖いものに対してまったく免疫を持たないことを公言していて、その言葉に嘘偽りは一片もない。
キングといえば、『IT』や『キャリー』、『ミザリー』などの恐ろしい作品が有名であるが、そのイメージよりも作風は幅広い。恐ろしい部分を巧みに避けて、それでもかなりの冊数を読んだと思えるので、確かである。
『ダーク・タワー』は、キングの放つ、西部劇とSFをミックスした、難解かつ壮大なダーク・ファンタジーである。
主人公ローランドは、暗黒の塔を求めて、歩く、歩く、とにかく何百年も歩きまくる。
もう、永遠に着かないんじゃないかと思っていたので、最終巻、唐突にそれが全貌を現したときは、読んでいる方まで緊張で動悸がしてしまった。不覚。
その結末はというと、例えるなら、
フラグを立て損なったために、真のエンディングに辿りつくことのできなかった、RPG
である。
非常にもやもやする、というより、白ヤギさんの童謡に通じる恐怖を覚える。
いったい、いつから、いつまで、という疑念を、第1巻『ガンスリンガー』でのローランドに対して、すでに抱く。
キングの作品は、ホラーばかりではないが、やはり、必ず、恐怖と無縁ではない。
とりあえず、今年に入って、読み終わるのは3冊目。
ひとつ前は、宮部みゆきの『あやし』。
こちらは、読みやすく、おもしろい、ホラー時代劇の短編集であった。
印象に残ったのは、『女の首』、
黄色い着物を着た、心配顔の謎の人が、主人公の少年の夢枕に立つシーンである。
黄色い着物、不安げな表情の謎の人といえば、それはもう、
レレレのおじさん
でしか、ありえない。
そうするともう、主人公の少年が、バカボンにしか見えなくなるのである。
タイトルは『女の首』、
恐ろしい怨霊につきまとわれる悲劇の少年、
しかし、その顔は、バカボン。
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文庫版の第1巻が発売されてから十有余年、長かった、時間的にも、分量的にも。
キングは、好きな作家だ。
何度となく、怖いものに対してまったく免疫を持たないことを公言していて、その言葉に嘘偽りは一片もない。
キングといえば、『IT』や『キャリー』、『ミザリー』などの恐ろしい作品が有名であるが、そのイメージよりも作風は幅広い。恐ろしい部分を巧みに避けて、それでもかなりの冊数を読んだと思えるので、確かである。
『ダーク・タワー』は、キングの放つ、西部劇とSFをミックスした、難解かつ壮大なダーク・ファンタジーである。
主人公ローランドは、暗黒の塔を求めて、歩く、歩く、とにかく何百年も歩きまくる。
もう、永遠に着かないんじゃないかと思っていたので、最終巻、唐突にそれが全貌を現したときは、読んでいる方まで緊張で動悸がしてしまった。不覚。
その結末はというと、例えるなら、
フラグを立て損なったために、真のエンディングに辿りつくことのできなかった、RPG
である。
非常にもやもやする、というより、白ヤギさんの童謡に通じる恐怖を覚える。
いったい、いつから、いつまで、という疑念を、第1巻『ガンスリンガー』でのローランドに対して、すでに抱く。
キングの作品は、ホラーばかりではないが、やはり、必ず、恐怖と無縁ではない。
とりあえず、今年に入って、読み終わるのは3冊目。
ひとつ前は、宮部みゆきの『あやし』。
こちらは、読みやすく、おもしろい、ホラー時代劇の短編集であった。
印象に残ったのは、『女の首』、
黄色い着物を着た、心配顔の謎の人が、主人公の少年の夢枕に立つシーンである。
黄色い着物、不安げな表情の謎の人といえば、それはもう、
レレレのおじさん
でしか、ありえない。
そうするともう、主人公の少年が、バカボンにしか見えなくなるのである。
タイトルは『女の首』、
恐ろしい怨霊につきまとわれる悲劇の少年、
しかし、その顔は、バカボン。
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