アトリエ的風水

ガストのアトリエシリーズは、『マリーのアトリエ』『エリーのアトリエ』（ＰＳ）、『リリーのアトリエ』（ＰＳ２）、間が飛んで『リーズのアトリエ』（ＤＳ）、そして今回の『マナケミア～学園の錬金術士たち～』をプレイした。

が、何といっても、最初の『マリー』が衝撃的だった。
他に、似たゲームは、それまでなかったからだ。

『マリーのアトリエ』というのは、確か、

学園始まって以来の落ちこぼれ錬金術士のマリーが、ある日、学校の先生に呼び出されるところから話が始まる。

あなたはこのままでは留年ですが、私の出す特別な課題をクリアすれば卒業ということにしてあげます。
あなたに工房を貸してあげますので、それを経営しながら錬金術の腕を磨いて、５年後にアイテムを作って持ってきなさい。その出来具合によって、あなたの成績を判断しましょう。

この話、一見、学校の温情のようでありながら、何かおかしくないだろうか。

だって、卒業するのに５年かかるのなら、それは結果的に、５年留年したということ・・・では・・・

何だかもう、温情というより、結局、「おまえは５年留年じゃ！」ということを、オブラートに包んで申し渡しただけのような気がしてならない。

にもかかわらず、アトリエを貸してもらって無邪気に大喜びのマリーなワケだが、

この偉大な先人がいたからこそ、今日の『マナケミア』が存在するわけで、とりあえずマリーに足を向けては寝られないはずだ。

いろいろな人が、いろいろな意味で。

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