嵐を起こすチャングム

おお・・・何と美しい・・・
お名前は何とおっしゃるのですか・・・

あ。どうも。

私、清水寺の重要文化財、千手観音坐像と申します。
９月２８日まで奈良国立博物館におりますので、是非会いに来てください。

だそうです。
寺外初公開。必見。
新聞広告でひとめぼれ。
興福寺の阿修羅様も素敵なのだが、この方もまた、神々しい美しさであるな。

それはともかく

８００ページ余、読破に３日かからなかった。

『テンペスト』（池上永一著）

美貌のヒロインが、宦官と偽り、科試（琉球の科挙）を突破して、王宮の歴史を疾駆する。
陰謀と愛憎、栄光と破滅の一大スペクタクル。

心正しいヒロインが、悩み苦しみながらも、国内外のつわものたちと丁々発止の頭脳戦を繰り広げる様は、爽快以外の何物でもない。また、

上巻の終盤、清国宦官徐丁垓のくだりの恐ろしさは、『デビルマン』第１巻のそれに匹敵する。
あのデーモン（小暮じゃないぞ）め・・・

必読の超絶面白さ。

ただ、

最後まで読むと、かの偉大なる韓流『チャングムの誓い』との間にかなりの符合があると思える。

ヒロインに○○の●●があるところとか
天才的頭脳の持ち主であるところとか
何度も死にそうになったり追い出されそうになったりとか
実際☆☆にされたりとか
でも▲▲して□□□□□□とか
★の■■になるとかならないとか
王子様が現れたりとか

伏字ばっかりでもーえーっちゅーの。

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