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好きなゲームは①アクション②パズル③恋愛シミュレーション。このブログでは③が大事。
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かまくらや みほとけなれど釈迦牟尼は
美男におはす 夏木立かな

と、与謝野晶子も歌うほどで、
前々回の清水寺の千手観音坐像が、まろやかで(ヒゲを生やしちゃいるが)女性的なのに比べ、
鎌倉の大仏は、顔立ちも体つきもシャープで男性的なフォルムである。

角度によって表情を変える端正な風貌は、まさしく美男。
憂いを帯びた眼差しに、やや猫背の姿勢、
興福寺の阿修羅が十代の少年だとするならば、こちらは成熟した大人の魅力であろう。

興福寺の阿修羅も悩み深き表情をしておられるが、悩みの内容が、鎌倉の釈迦牟尼とは違うような気がする。

例えるならば、

阿修羅の悩みは、恋の悩み。
恋といっても、天下の八部衆なので、そこらへんの一般ピープルのそれとは、モノが違う。
おそらく、運命の恋人との世紀の大恋愛、それが、次元を越えてもつれまくっている。恋心で飯三杯食えるほど思いがあふれかえっているのに、御心がお相手に伝わらない、そのもどかしさ。
それで、あの眉間のしわ。

・・・うん、

きみ、

阿修羅様に、土下座して謝りたまえよ。

本当は、阿修羅も釈迦牟尼も、業深き衆生のことを憂えておられるのだと思います。

ただ、やっぱり、悩み方は、両者で違うような気がする。

美男といえば、

やはり前々回扱った『テンペスト』、一気に読破した後、余韻に浸りながら読み返しているのであるが、

薩摩藩士 浅倉雅博が格好よすぎてくらくらする。

男だったらモタモタすんな
姿勢よくしろ
歯を食いしばれ!

という、私的重要ポイントを、見事に押さえている、押さえすぎている。
(最後のポイントは、別にポイントではなかったかもしれない)

今までは、浅倉といえば、南だったが、
これからは、浅倉、と言われたら、雅博!と連呼することにする。
「山!」「川!」
「浅倉!」「雅博!!」

この小説では、重要人物を、その香りと絡めて描写することが多いのだが、
浅倉雅博なら、ジャスミンである。
さ・・・爽やかー!!

ただ、気になることに、年齢を重ね、貫禄を身につけるにつれ、ジャスミンの香りも強くなっていく。

それは

もしかして

か・・・

か・・・・・・

加齢臭?

というか

自分、

何でいちいち、『テンペスト』と仏像の話題をセットにしているのか。

その理由を、自分なりに分析したところ

実は

何の関係もない。

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プロフィール
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亀吉姐さん
性別:
女性
自己紹介:
好きな騎手は安藤勝己。
好きな棋士は谷川浩司。

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