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好きなゲームは①アクション②パズル③恋愛シミュレーション。このブログでは③が大事。
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本来、立ち読みは好きでない。

というわけで、

『天は赤い河のほとり』(篠原千恵著)全28巻、大人買い。

と、いきたいところだったが、立ち読みから大人買いまでの間に、3冊ほど私の知らないどこかにお嫁に行ってしまっていた。よりによって、私のまだ読んでいない巻ばかり、しかも、そのうちの1冊は12巻である。

私の立ち読みを11巻で阻止したストッパーの姿が脳裏をよぎる。まさか、

あのアマ・・・!!(言いがかりです)

結局、全28巻中26冊しか揃わなかったのだが、そこは心の目で読むことにして、とりあえず読破した。
一番印象に残ったのは、やはり、感動のラスト近く、

ヒッタイトの皇帝(男主人公)と、エジプトの将軍(そのライバル)が、フリチンで殴り合いの決闘をするところ

だろうか。

その必然性のなさたるや、アムロとシャアのフェンシングの決闘を髣髴とさせるが、

絵ヅラの面白さ加減でいうと、さすがのニュータイプも顔色無しであろう。

何が面白いといって、それでいて登場人物の誰一人として全くフザけていないところである。
人間、真剣なときほど、おもしろいことをしでかす、という教訓を、作者は伝えたかったに違いない(違います)。

あと印象に残った場面といえば、物語の半ば、ついに主人公たちが初めて(肉体的に)結ばれたとき、4日間寝室から出てこなかったところだろうか。

頑健すぎて逆に病気じゃないかと思えてくる。

ともあれ、とても楽しく読んだ。

この作品、現代日本の女子中学生が古代ヒッタイトにタイムスリップして大活躍、という設定自体は荒唐無稽で、かなり大胆なアレンジが加えられてはいるが、大筋において史実を踏襲している。ヒロインを除く主要なキャラクターは、男の主人公を含め、たいてい有名な実在の人物である。時代でいうと、以前に取り上げた『エジプト人』とほぼ同期。

このように、まったくの別作品がクロスオーバーすると、それぞれ見方がまったく違っていて楽しいし、理解が深まるような気がする。

深まったところで、テストの点数にはほとんど影響しないが(笑)。

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亀吉姐さん
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好きな騎手は安藤勝己。
好きな棋士は谷川浩司。

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